2008-12-13

In the wild

昨日記事にしたトピックにも出てくる言葉で情報セキ
ュリティの世界で時折耳にする言葉に "In the wild"
というのがあります。

簡単に言えば「実害が生じている」ウイルスを指すの
ですが、以前この言葉の由来をある方に教えていた
だいたことを思い出しました。

もともとは「The WildList Organization International」
の組織名から一般に定着したのだろうということや、こ
れに対してウイルスばかりを収集したサイトを「zoo」と
呼んでいたことから "In the wild" になったのではない
かとのお話でした。

つまり、「動物園の中に居る」状態(ウイルス研究機関
内にだけあるものは "zooウイルス" と呼びますね)に対
して「野生環境に生きている」(実運用されるパソコンや
サーバー上で活動して実害を引き起こしている)という
ことなのだそうです。

後世に出てくるような、ウイルスライターが趣味で書い
て実環境に放たずアンチウイルスベンダへ送ってくる
ようなケースは "In the wild" にあたらないといった補
足もいただきました。


■関連リンク
「In the Wild」とは
ITpro


The WildList Organization International

「The WildList Organization International」とは
ITpro


「WildList」とは
ITpro


やさしいセキュリティ講座(9) Anti-Virusの性能評価

Bagle、Mytob検出テストについて

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