「組織の情報セキュリティ向上を支援して欲しい」と仕事の
依頼を頂いた場合、クライアント先の関連チーム内でキック
オフとして情報セキュリティ概論のミニセミナーを開催する
こともあり、その中で必ず冒頭に行うワークがあります。
それは、"セキュリティという言葉から何を連想するか、一言ずつ
出し合ってみてください" というものです。
前の人に自分が思い浮かんだのを言われちゃったなんて場合も
ありますが、ハッカーやファイアウォール、鍵や泥棒、有名な
警備会社の名前などいろいろ出てきます。
実際に発言し合って、自分と周囲の人たちが持つ考えの違いに
初めて気づき、参加者全員で笑いがこぼれる場面もしばしば。
個々人によって言葉の定義がバラバラな事を実感してもらって、
「ウチの情報セキュリティって?」という自問自答に進みます。
こうした問い自体が、当たり前にやっている仕事の棚卸と再定義
につながる作業であって、一見とても地味で面倒とも感じがちな
ものですが、自分達にとって大事なものは何?、どう守る?という
コンセプトを練り上げるには不可欠と僕は考えています。
2008-02-04
言葉の意味を、コンセプトに育てよう
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