2008-02-28

英国政府、超音波コドモ撃退装置の販売禁止の方針

Technobahn 2008/2/28 18:51 の記事です。

これを読んで真っ先に思い浮かんだのが、Eiji James
Yoshida さんがブログに書いていた可聴周波数域チェッ
カでした。

それにしても、こんな装置があるとは驚きです。


■関連リンク
Eiji James Yoshidaの記録 2008-01-20
可聴周波数域チェッカで可聴域を調べてみた

2008-02-27

Cold Case

再逮捕劇の報道ですっかり有名になった感のある言葉
ですが、ドラマのタイトルにもなってますね。

時折観ていたのですが、海外ドラマはストーリー展開で
引き込まれていくものがとても多くて面白いです。


■関連リンク
AXN|コールドケース

Cold Case on CBS

ロス疑惑再燃!事件に学ぶ英語 - [すぐに使える日常英語]All About

official website of THE LOS ANGELES POLICE DEPARTMENT
News Release
Saturday, February 23, 2008
Cold Case Homicide Detectives Get Their Man


未解決事件:専従捜査、警視庁が対策室 最新技術で再鑑定へ
毎日新聞 2009年11月1日 東京朝刊

2008-02-25

操船リスクシミュレータ

朝ニュースを見ていたら、イージス艦と漁船の衝突事故に
関する報道の中で、海上技術安全研究所が紹介されて
いました。

確か "操船リスクシミュレータ" をとりあげていたように記憶
していますが、こうした取り組みはもっと認知が広がって欲
しいですね。


■関連リンク
海上技術安全研究所

操船リスクシミュレータ 海上技術安全研究所が開発
日本財団 ブログ・マガジン 2007年05月11日(金)

2008-02-23

iMindMap

発売前から気になっていた iMindMap が届きました。

マインドマップ自体は、これまで手書きだったり無料の
FreeMind で描いていました。

けれども、時間が要ったり、デザイン的に何となくもう
一押し欲しかったりして有料のソフトを買おうか迷って
いた所で発売を心待ちにしていたのです。

実際に使ってみると、綺麗な曲線でブランチを延ばす
ことが出来て結構快適。

イラストも手書きだと時間が限られているときは大変
ですが、これならずいぶん楽になります。

普通に使うのはもちろん、パワーポイントへのエクスポ
ートなどは、とても重宝しそうですね。





■関連リンク
トニー・ブザンのマインドマップ 日本公式サイト

FreeMind活用クラブ

2008-02-15

『航空・鉄道事故調査委員会報告書』の薦め

前回ご紹介した本に、「言い訳は有用」、「主観的な
リポートこそが役に立つ」いう2つのトピックがあります。

前者は、日本人のメンタリティーとして "恐れ入ったか"
が大好きなゆえに事故原因の究明を妨げてしまって
いる点や実際にどのような対応をすべきか。

後者では実際の事故報告やレポートに当事者の主観
的な感覚や判断を盛り込んだ物こそ本当に役に立つと
いった提言で NASA の CALLBACK と呼ばれるものが一例
として挙げられています。

これらを読んだ後、クライアントに事故や障害報告書な
どを作る場合の参考として前述した2つのトピックを形に
していて現物として参考にしてもらえる公式文書を探して
いました。

基本的に和文の方が良いだろうと時折目を通すように
なったのが『航空・鉄道事故調査委員会報告書』。

調査目的があくまで事故原因の究明であって責任を問う
ためのものではないと明記されていたり、当事者の様々かつ
主観的な証言を目に出来る意義は非常に大きいですし、
CALLBACK と構成を見比べてみても非常に興味深いもの
です。


■関連リンク
NASA CALLBACK

Flight Deck Automation Issues Website

航空・鉄道事故調査委員会

財団法人 航空輸送技術研究センター(ATEC)
航空の安全情報



※2008年10月1日(水)より、 航空・鉄道事故調査
 委員会は運輸安全委員会に改組され、URIも変更されています。

2008-02-12

パイロットが空から学んだ危機管理術

現役ジャンボ機長の坂井優基さんが書かれた本です。
確か出版して間もない頃に購入したのですが、今でも
時折開いては読んでいます。

初めて読んだ時は、普段の仕事や生活で自分が経験
した手痛いミスなど思い浮かべながら非常に共感する
所が沢山あって一気に読み通しました。

著者のサイトでは、冒頭に載せられているメッセージを
読むことが出来るので、ここだけでも一読をお勧めしたい
ですね。

各章のトピックになっているフレーズは、とても含蓄に
富んでいてズシリと来ますし、定期的にどれか一つを
テーマとして学校や職場でディスカッションをすると、
ものすごい勉強になるのではと思います。


2008-02-09

サイバー演習と偽トラック

Bruce Schneier のブログで、とても興味深い記事が2点
あったので備忘録を兼ねて書いておきたいと思います。

■Cyber Storm Details
AP通信による、2006年2月6から10日に実施されたサイ
バーストーム演習の記事について。

特に興味深い点として、参加者があまりに "熱心すぎて"
そのコントロールに苦労した話が取り上げられています。

何者かによって演習用のコンピュータが密かに攻撃され、
オーガナイザーが事象を追跡して緊急のリマインドメール
を送ったりとかなり振り回されていた様です。

昨年にはエストニアへのサイバー攻撃がニュースになって
いたり、重要インフラの保護喫緊の課題として露出が
増えていますね。

先日6日に、内閣官房セキュリティセンターから "重要イン
フラにおける分野横断的演習の実施概要について"

いう報道発表が出ていたこともあり、絶妙なタイミング
でした。


■Cloned Trucks
こちらはABCニュースの記事で、犯罪者が運送業者や
スーパー、果ては国境警備隊(!)のトラックを偽造して
麻薬を運んでいた手法について。

麻薬までいかなくとも、マイアミのデパートで iPod Touch
を顧客から盗むのに業務手順まで知り抜いた上で店員に
なりすまし、顧客サービスすら提供していた例にも触れて
います。

2006年に、大手電機会社が名刺や組織体に至るまで
丸々偽造されていた事件を思い出すような話です。

組織が大きくなるほど信用はされるけれど、ブランドを
逆手にとって悪事のインフラにされてしまうところは、
企業としても頭の痛いところでしょうね。

それにしても、後者の iPod Touch 盗難の例は、事件の
現場となったデパートの名前が"Target"というのに加え、
関連記事でパートナーのリンクに

Careers: Find a job in Miami

と載っていたのは、ブラックユーモアというか風刺漫画の
ようで笑ってしまいました。


■関連リンク
2007 cyberattacks on Estonia
Wikipedia, the free encyclopedia


Hackers Take Down the Most Wired Country in Europe
Wired.com
08.21.07


エストニアへのサイバー攻撃、事態究明のために米国政府が職員を派遣
Technobahn
2007/07/04 14:15


米国政府、大規模サイバー攻撃を受けたエストニアに専門家チームを派遣
Computerworld.jp
2007年07月04日


昨年4月のエストニアへのサイバー攻撃、エストニアの大学生が逮捕
Technobahn
2008/1/25 22:23


2005.10.17 “サイバー防災訓練”の必要性 - MRI-Security.jp

サイバー犯罪・テロに備える演習の基礎 / SAFETY JAPAN [特集]

国土安全保障省関連情報

3.特集:サイバーセキュリティ対策
- 国家の重要インフラをいかにサイバー攻撃から守るか -


COLUMN : CIPサイバー・セキュリティ基準を構成する8つのカテゴリー
- CIO Online


Behind the Estonia Cyber Attacks
Published: 2009-03-08,
Last Updated: 2009-03-09 07:47:44 UTC
by Marcus Sachs (Version: 1)


Russian youth movement claims to have carried out cyber attacks on Estonia
The H Security: News and features
12 March 2009, 08:51


エストニア:07年のサイバーテロ 露青年組織幹部が関与
毎日新聞
2009年3月14日 20時50分(最終更新 3月15日 0時57分)

2008-02-06

最後の砦

Newsweek日本版の2008年2月6日号で、法医学を
扱った特集を組んでいました。

タイトルは、「変死体とともに葬られる犯罪 死因不明
国家ニッポンの危険すぎる検視制度と法医学の未来」

日本の死因究明制度が、海外の先進諸国に比べて著しく
未熟だというトピックです。

非常に印象に残っているのが、「変死体の死因を明白にし、
正確に統計を取り、結果を公表する。同じような死が起き
ないように今後の予防や対策につなげていくのが使命だ」
というアメリカのベテラン検視官の言葉。

日本側でも、「社会にフィードバックして、再発防止に役
立てる。法医学の仕事は、医療と社会をつなぐことだ」と
同様の意見が載っていました。

電子機器類が犯罪などに関わった場合、変死体の検視と
同様に原因究明を行う「デジタル・フォレンジック」なるものも
あって、企業内の不正に対する抑止力の面が期待されて
いる所は共通していますね。

作業時点で情報を握りつぶしてしまうとか冤罪を捏造されて
しまうと対抗が非常に困難でしょうし、この辺に関る作業は
まさに最後の砦といった所でしょう。

もう数年前になりますが、1ギガバイトのディスクイメージから
どのようにコンピュータが侵害されたか、4人でチームを組んで
究明する講習を受けた事があって、非常に大変でしたが興味
深いものでした。

機会があれば、また受けてみたいものです。


■関連リンク
世界の検死制度と医療関連死(PDFファイル)

千葉大学大学院 医学研究院 法医学教室

山口大学医学部 法医学教室

カナダにおける検死制度

VIFM(Victorian Institute Of Forensic Medicine)

オートプシー・イメージング学会

法科学鑑定研究所

@police デジタル・フォレンジック

特定非営利法人 デジタル・フォレンジック研究会

Anti-forensics, COFEE vs. DECAF
Handler's Diary
Published: 2009-12-14,
Last Updated: 2009-12-14 21:03:46 UTC
by Adrien de Beaupre (Version: 1)

2008-02-04

言葉の意味を、コンセプトに育てよう

「組織の情報セキュリティ向上を支援して欲しい」と仕事の
依頼を頂いた場合、クライアント先の関連チーム内でキック
オフとして情報セキュリティ概論のミニセミナーを開催する
こともあり、その中で必ず冒頭に行うワークがあります。

それは、"セキュリティという言葉から何を連想するか、一言ずつ
出し合ってみてください" というものです。

前の人に自分が思い浮かんだのを言われちゃったなんて場合も
ありますが、ハッカーやファイアウォール、鍵や泥棒、有名な
警備会社の名前などいろいろ出てきます。

実際に発言し合って、自分と周囲の人たちが持つ考えの違いに
初めて気づき、参加者全員で笑いがこぼれる場面もしばしば。

個々人によって言葉の定義がバラバラな事を実感してもらって、
「ウチの情報セキュリティって?」という自問自答に進みます。

こうした問い自体が、当たり前にやっている仕事の棚卸と再定義
につながる作業であって、一見とても地味で面倒とも感じがちな
ものですが、自分達にとって大事なものは何?、どう守る?という
コンセプトを練り上げるには不可欠と僕は考えています。

2008-02-02

疑問点は、『旬のもの』

今年に入って、フリーで仕事を始めて何年目だったか・・・と思って
カウントしてみたら、もう12年目に突入していたのに驚いていました。

アレコレと色んな仕事をこなしてみて、最初はPCインストラクターから
入って、今はコンサルティングといった形でぐるっと一回りして人に近い
内容へ戻ってきた感もありますね。

そんな中、これまで一貫して変わらないことは何だろう?と考えてみて
浮かんだのがタイトルに書いた言葉です。

以前にLANの管理をやっていた時、よく勉強会などに参加していて今でも
残っている参加者の言葉に「一年前の自分は他人」というのがあって、
ウンウンそうだよなあ・・・と今でも深く頷いてしまいます。

『旬』をうまくキャッチして、どうやって解決したかなどをメモなどに
残しておくと、あとで役立つことが多々あります。

その時々での小さなひと手間が、後で大きなリターンになるんですね。