Handler's diary、2009年11月23日の記事です。
冒頭で、米国標準技術局(NIST)がアメリカ政府機関のネッ
トワークをどのように保護するかを論じた新しいガイドライン
を出したという話題から、組織内のシステムを適切に保護
するための対策を売り込むにはどうすればいいか?といっ
た内容に展開しています。
NISTのガイドライン自体は88ページにも及ぶ内容で、ざっく
りと目を通してみた程度ですが、RISK MANAGEMENT FRA
MEWORK(RMF)なるものは興味深いです。
他にも、記事の中にある他リンクから辿ることができるSAN
Sによる管理職へセキュリティ対策を売り込むためのTipsも
面白く、だいたいこんな構成になっています。
・コミュニケーション理論
・対象となる役職者の責任や潜在的影響力の簡単な説明
・ドラフト作成時の注意事項
・発表時間を考慮した編集
・内容の見直し
・練習
・技術的プレゼンの落とし穴
ドラフト作成時の注意事項では、組織内のテンプレートが
あるならば是非それを使うこと、もしそういったものがない
場合に備えたフォントなどの指定まで至れり尽くせりです。
中でも、Lenny Laskowski が考えたという、"AUDIENCE" と
いう頭字語を使ったプレゼン対象者の分析手法はユニーク
です。
Analysis
Who are they? How many will there be?
(分析:彼らはどのような人たちで、何人くらいか?)
Understanding
What is their knowledge of the subject?
(理解:彼らは、この件に関して知識を持っているか?)
Demographics
What is their age, sex, educational background?
(対象となる層:彼らの年齢、性別、学歴は?)
Interest
Why are they there? Who asked them to be there?
(関心:彼らはなぜそこにいるのか?誰がそうするように頼んだか?)
Environment
Where will I stand? Can they all see and hear me?
(環境:私はどこに立つのか?彼らは私を見たり声を聞く事ができるか?)
Needs
What are their needs? What are your needs as the speaker?
(必要性:彼らはどの程度ニーズがあるか?講演者としての私はどの程度
ニーズがあるのか?)
Customized
What specific needs do you need to address?
(特別事項:何か特定のニーズを記述する必要があるか?)
Expectations
What do they expect to learn or hear from you?
(期待:彼らは、私から何を学ぶか、または聞くことを期待しているか?)
続きの記事で、政府機関にセキュリティを売り込むTipsに
対する読者の答えからベストなものを載せるそうなので、
楽しみにしています。
■関連リンク
The Intelligence Cycle for a Vulnerability Intelligence program on-the-cheap
Handler's Diary
Published: 2006-05-29,
Last Updated: 2006-05-30 14:36:48 UTC
by Kevin Liston (Version: 1)
Tip of the Day: Standards
Handler's Diary
Published: 2006-08-27,
Last Updated: 2006-08-28 16:48:35 UTC
by Swa Frantzen (Version: 3)
SWOT matrix for describing security posture
Handler's Diary
Published: 2008-08-29,
Last Updated: 2008-08-29 16:49:00 UTC
by Lenny Zeltser (Version: 1)
Day 28 - Avoiding Finger Pointing and the Blame Game
Handler's Diary
Published: 2008-10-28,
Last Updated: 2008-10-31 02:06:20 UTC
by Jason Lam (Version: 1)
Proving Security ROI in Tough Economic Times
Handler's Diary
Published: 2008-12-21,
Last Updated: 2008-12-22 16:13:48 UTC
by Mari Nichols (Version: 2)
Top 10 Mistakes When Crafting a Security RFP
Handler's Diary
Published: 2009-01-09,
Last Updated: 2009-01-24 02:22:15 UTC
by Lenny Zeltser (Version: 1)
How to Suck at Information Security
Handler's Diary
Published: 2009-01-09,
Last Updated: 2009-01-19 14:49:25 UTC
by Lenny Zeltser (Version: 3)
Cyber Security Act of 2009
Handler's Diary
Published: 2009-04-03,
Last Updated: 2009-04-06 18:33:01 UTC
by Johannes Ullrich (Version: 1)
How to be Heard? 10 Tips.
Handler's Diary
Published: 2009-04-06,
Last Updated: 2009-04-06 03:49:19 UTC
by Lenny Zeltser (Version: 1)
Northrop, colleges form cybersecurity group
SecurityFocus
Published: 2009-12-02
2009-11-24
Government Approaches to Cybersecurity - What are your tips?
2009-11-23
2020年までに脳波によるコンピュータ操作が可能に――インテル研究者
Computerworld.jp、2009年11月20日の記事です。
今年の夏ごろ、人体に対するハッキングが将来発生する
可能性をトピックにした記事が出ていましたが、歴史を振
り返った後にこうした内容を考えると、あながち胡散臭い
とも言い切れないあたりに何ともいえない感じを覚えます。
以前、酒席をご一緒した方のお話で、攻殻機動隊の中で
登場人物同士が過去の膨大なデータや詩の一節などを
会話の中で引用する場面について、「ああいうのは、今で
言うGoogleを使った検索みたいなのをやりながら話してる
に絶対違いないし、そうでなければあんな正確な引用は
不可能だ」と評していたことがあります。
今でもチャットやSkype等を使いながらサーチ結果を出し
合うようなことは普通に行われていますし、こうした事が
どこにあっても自らの脳内に埋め込んだ電極なりを使っ
た通信へ発展したり、そうした環境が何らかの悪意や偶
発的な事故につながっていく可能性が現実になるのは、
そう遠い未来のことではないのかもしれません。
■関連リンク
人体へのハッキング攻撃:発達する「神経工学」とその危険性
WIRED VISION
2009年8月3日
Medical Device Security Center
UW’s Tadayoshi Kohno on Computer Security and
How to Think Like the Bad Guy
Rachel Tompa Xconomy
9/11/09
Overcoming Security and Privacy Risks in the home
Tadayoshi Kohno (University of Washington)
(PDFファイル)
Tadayoshi Kohno (aka Yoshi Kohno)
The Next Hacking Frontier: Your Brain?
Wired.com
鳩の脳にインプラント、飛行を制御
WIRED VISION
2007年6月1日
脳をバックアップしてくれるツール『EverNote』
WIRED VISION
2008年3月18日
脳から『Twitter』に直接送信(動画)
WIRED VISION
2009年4月21日
「脳への電磁的攻撃」:禁止判決と対策サービスも
WIRED VISION
2009年7月6日
「脳のしわ」は外からの衝撃を吸収する
WIRED VISION
2009年8月19日
Computer circuit built from brain cells
New Scientist
4:05 23 October 2008 by Colin Barras
Intel: Chips in brains will control computers by 2020
COMPUTERWORLD By Sharon Gaudin
November 19, 2009 02:40 PM ET
攻殻機動隊 - Wikipedia
Invasion of the Body Hackers? Wireless Medical Devices Susceptible to Attacks
TechNewsWorld By Richard Adhikari
08/05/11 11:40 AM PT
2009-11-15
LES CHEVALIERS DU CIEL
普段はあまりテレビを観ないのですが、夜にチャンネルを回し
た時に放送していたフランス映画のタイトルです(邦題はナイ
ト・オブ・ザ・スカイといいます)。
ル・マン24時間を題材にしたミシェル・ヴァイヨンもそうですが
(どちらも元はコミックというのも面白いです)、題材が空戦や
モータースポーツと同じであっても、ハリウッド映画に比べて
ヨーロッパの方が映像がずっと美しい感じですね。
■関連リンク
ナイト・オブ・ザ・スカイ
CHINEMA TIPICS ONLINE
Michel Vaillant - Le Site Officiel
2009-11-08
戦争請負会社
民間業者が戦闘行為を請け負う話は以前から聞いたことがあ
りましたが、軍や危険地帯に活動展開している人道的義務を
持つ団体のみならず、テキーラのメーカーやテロ集団までもが
顧客になっているケースは非常に驚きました。
個人的には、コンピュータセキュリティに関わる部分を特に興
味深く読んでいましたが、"netspionage" なる単語は書籍が
出版された2004年より随分前から出回っていたようです。
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情報戦は民間企業にとっては、もう一つの肥沃な土地
である。政府は政治的な動機による情報戦攻撃をます
ます利用しつつあり、またそれによる危険の中にもいる
のだが、それに加えて民間企業もまた規制のないサイ
バースペース(電子空間)で行動している。ここでの掛
け金は非常に高く、しかもわれわれは企業間紛争と思
われる最初の段階を目撃しつつあるのだ。
一九九九年だけで、『フォーチュン』のリストに載った会
社三千が専有情報を盗まれ、四百五十億ドルを超える
損害を被った。
これは、企業が糸を引いたハッカー行為と推測されてい
るが、むしろネッツピオナージ(インターネットとエスピオ
ナージ=スパイ活動の合成語)の名でよく知られている。
その結果は、戦場の通信手段の整備と防護を行う支援
部門企業の誕生であった。
サイバースペースの問題解決は、基本的には技術的な
ものだが、軍事専門機能や方法にも関係があり、この分
野のトップ企業は明らかに軍事関係の背景と精神構造
を有している。
一例としてI・ディフェンス社は、米国と英国の国防総省、
国家安全保障局、CIAなどと仕事をしてきた。
第6章 民営軍事請負企業の分類(P.202)より
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そのほか、PMFが現地の文民と軍人の関係を安定(または不
安定化)させる諸条件などは一般的なビジネスの世界に読み
替えてみても面白いかもしれません。
日頃意識しておらずとも、複雑極まりないパワーバランスや軍
事的技能が世界的に循環している中で生活していることを示
す内容でもあり、訳者のあとがきはこのことを象徴的に表して
いるように思います。
"われわれ平均的日本人は、世界を知らない。現代史を知らな
い。われわれはどこかでイラクに何の敵意も持っていないのだ
から、殺されることはないと思い込んでいはしないか。
地球上の世界が今どんなふうになっているかということに、平
均的日本人はほとんど関心がない。しかし、そうした態度は、
他国の人々の目には、しばしば驕りと映る。そのことをわれわ
れは知らない。"
■関連リンク
P.W. Singer
Speakers P.W. Singer: Military analyst
PrivateMilitary.org
IDefence
Armorgroup
Intelligence Online
民間軍事会社 - Wikipedia
戦争ゼミ : P.W.シンガー 『戦争請負会社』
サイバー戦争による軍事特需
年金者の戯言帖
2009年9月22日 (火)
Contractors Vie for Plum Work, Hacking for U.S.
NYTimes.com
By CHRISTOPHER DREW and JOHN MARKOFF
Published: May 30, 2009
U.S. Steps Up Effort on Digital Defenses
NYTimes.com
By DAVID E. SANGER, JOHN MARKOFF and THOM SHANKER
Published: April 27, 2009
サイバー演習と偽トラック
wyvern notes
2008-02-09
米国土安全保障省、2度目のサイバー予防訓練を実施
wyvern notes
2008-03-25
Gaza<->Israel Defacements/Hacks
wyvern notes
2009-01-04
「サイバー・セキュリティは優先事項」――オバマ政権が明言
wyvern notes
2009-01-28
露サイバー市民軍の攻撃でキルギスのインターネット基盤が麻痺
wyvern notes
2009-01-31
Electric Grid in US Penetrated by Spies
wyvern notes
2009-04-10
ブラジルの大停電、原因はサイバー攻撃 米CBS
AFPBB News
2009年11月07日 23:04 発信地:ワシントンD.C./米国
Netspionage: The Global Threat to Information
The Virtual Bookcase
Advisor: U.S. needs policy to defend cyberspace
Robert Lemos, SecurityFocus 2009-02-19
Cyber conflict still in infancy, states analysis
SecurityFocus
Published: 2009-10-27
Cyberwarfare Policy
Schneier on Security
December 1, 2009
Northrop, colleges form cybersecurity group
SecurityFocus
Published: 2009-12-02
2009-11-03
Cyber Security Awareness Month 2009 - Summary and Links
Handler's Diary、2009年11月1日の記事です。
今年は、様々なポートやサービス、プロトコル、アプリケーシ
ョン、主要なセキュリティ問題について議論をしていたものが
アーカイブになっています。
こういった概括的な内容が定期的に出ているのを見ると、以
前に聞いていたものを思い出せたり、触れる機会のなかった
箇所を学ぶことができるなど、とても興味深いものです。
2009-10-08
Webメールアカウントのパスワード変更を
すでに対応済みという方もいらっしゃるかと思いますが、先日
hotmailのアドレスやパスワードなどの情報が外部サイトに掲
載されていた問題で、yahooメールやGmailでも同様の状況に
なっているそうです。
このニュースを見て、先日1日にたまたまログインしていてこん
なポップアップが出て驚いたのを思い出しました(報道との関
連があるかどうかは分かりませんが)。
「このアカウントからログアウトしています。同じブラウザから別
のユーザーがログインしたため、自動的にログアウトした可能
性があります。このアカウントを引き続き使用するには、ログイ
ンし直す必要があります。これは、アカウントと個人情報を保護
するためのものですのでご了承ください。」
当時はタブブラウジングで何か問題があったのかと思いつつ、
メッセージの内容が内容なので即座にパスワードを変更した
のですが非常に気持ち悪かったですね。
報道の詳細は関連リンクに譲りますが、関連メールを使って
いる方は速やかにパスワードを変更する方が良いでしょう。
■関連リンク
Time to change your hotmail/gmail/yahoo password
Handler's Diary
Published: 2009-10-05,
Last Updated: 2009-10-07 15:32:07 UTC
by Adrien de Beaupre (Version: 1)
Windows Live Hotmail User Information Leaked
TrendLabs MALWARE BLOG
Oct 6 3:38 am (UTC-7)
Windows Live Hotmailのアカウント情報が流出--フィッシング詐欺が原因か
文:Don Reisinger(Special to CNET News)
翻訳校正:湯木進悟
CNET Japan
2009/10/06 06:44
Hotmailに加えてGmailやYahoo!も、アカウント流出被害が拡大
2009/10/7 15:19
INTERNET Watch
「Hotmailだけではなかった」――GmailやYahoo!メールのパスワードも流出
IT pro
2009/10/08
pastebin - collaborative debugging too
ソースコードを共有する新ジャンル、Pastebinって何?
マイコミジャーナル
2009/02/09
ペーストビン(pastebin)について
Life, don’t talk to me about life.
2008-09-08 16:59
フィッシング (詐欺) - Wikipedia
フィッシング詐欺のデータ流出:脆弱なパスワードが多いことが明らかに
ITpro
2009/10/07
Webメール,盗み見されていませんか
ITpro
2007/12/10
Gmailのアカウント消失に備える
更新:2008/2/6
メールアドレスに他人がアクセスしてることがありますか?
Gmailヘルプ
プライバシーとセキュリティ
Gmail ヘルプ
前回のアカウント アクティビティ
Gmail ヘルプ
ログインに問題が生じる場合はどうすればよいですか。
Blogger ヘルプ
2009-09-28
空を職場にした人達
先日、社会人から職業パイロットへの転職を成し得て
いよいよ副操縦士として勤務が始まる人達の記事を
目にしました。
昨年、アメリカで飛行訓練を受けていたときに一緒だ
った訓練生の中にも、いわゆる団塊の世代にあたる
ベテラン達が定年退職するのに合わせた募集にパス
する為トレーニングに励んでいた人達を思い出します。
彼らのほとんどは、実際に仕事ができるか未確定な状
況を承知でかなりの借金を背負い、語学の壁とも戦い
ながら飛行経験を積んでいました。
僕自身はプロを目指すのではなく、安全管理の考え方
が自分の仕事に役立つ面も多々あるだろうと考えてト
レーニングを積んでいましたが、トラブルなどで訓練用
の機体が思う様に確保できなかったり、体調や天候、
果ては山火事に悩まされてどうにもならずジリジリした
こともありました。
そんな経験からも、記事に載っていた人たちがプロと
して操縦桿を握る夢を叶えた姿は心から祝福したい
ですね。
フライト前にいつも掛けてもらった言葉を、彼らにも贈
りたいと思います。
Have a safe flight!
■関連リンク
転職先は「大空」 社会人パイロット、間もなくデビュー
asahi.com
2009年9月27日