なぜかというと、どうしてもやって
おきたい事として "パンチボウル
セメトリー"と呼ばれる軍人墓地に
お参りしたかったからです。
そもそものきっかけは、渡米準備を
重ねている最中に日系アメリカ人の
志願兵で構成された部隊の話を知
って、その凄まじさにショックを受け
たことにあります。
以来、アメリカの地を踏むことが出来るのはこうした
先達の犠牲があってこそではないかと思うようにな
り、彼らの眠る場所には是非足を運ぼうと考えてい
たのでした。
ガイドさんいわく「昔みたいに中へ入れてくれないか
もしれないよ」とか「変わってるわねえ」いった話もあ
りましたが(苦笑)、まずは行ってみようと市営バス
に乗り込み出発。
途中で乗り継ぎに手間取りましたが、到着してから
坂道を登っていくと墓地というよりも公園のようでな
んと風光明媚な場所なのかと驚きました。
事務所で日系アメリカ人部隊の墓地はどこですか?
と尋ねると「ニセイ(二世)?」と返答され予測もしな
かった言葉に少し驚き。
更にどこから来たのかと聞かれて日本だと答えた所、
そうじゃなく日本のどこかとの質問に居住地を伝えた
ら「そこは行ったことがあるから少し知ってるよ。他に
○○とかも知ってるね」と言われ更にびっくり。
示されたブロックまで歩き、しばし黙祷を捧げてから
奥にある場所まで足を伸ばすと、中には小さな礼拝
堂がありました。
時折他の観光客と軽く挨拶を交わす時に見る笑顔や
敷地内にはためく星条旗も、ここでは心なしか何とも
言えない重さが加わるように感じます。
ほぼ一日がかりでのアクティビティでしたが、その甲
斐は十分すぎるほどにあったと感じる一日でした。
この地で眠りにつかれている方々が、安寧の中にあ
ることを祈りたいものです。
■関連リンク
第442連隊戦闘団 - Wikipedia
National Memorial Cemetery of the Pacific - Wikipedia, the free encyclopedia
国立太平洋記念墓地「パンチボウル」